ビーチサッカーワールドカップ 日本はポルトガルにPK戦で惜敗
パラグアイで開催されているFIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019。11月30日、日本代表は準決勝でヨーロッパ王者ポルトガルと対戦。
スターティングメンバーは照喜名辰吾、赤熊卓弥、松尾那緒弥、松田康佑、茂怜羅オズの5人。大場崇晃選手は累積カードで出場停止。
第1ピリオド開始2分、右サイドからビー・マルティンス選手がフラウンダーのパスを中に入れる。反応した茂怜羅選手も足を出すが、イレギュラーバウンドではねあがり中央で待っていたレオ・マルティンス選手がシュート。マルティンス兄弟により崩されポルトガルに先制点を許してしまう。
4分奥山正憲選手が抜け出しキーパーのアンドラーデ選手と1対1に。シュートはジャストミートせず、アンドラーデ選手に止められる。
8分には田畑輝樹選手のパスを赤熊選手がシュートするもアンドラーデ選手がはじき出す。これで得たコーナーキック。またも赤熊選手が頭で合わせるがアンドラーデ選手の好セーブで得点にはならず。
そして9分に赤熊が放ったオーバーヘッドキックは雨で固くなったピッチでバウンドし失速。なかなか得点に繋がらない。
そして10分。茂怜羅選手がファールで獲たフリーキックを決め同点。残り時間3秒には照喜名選手のスローをゴール前で山内悠誠選手が反転してシュート。しかしこれは好セーブを連発するアンドラーデ選手に止められ、ここで第1ピリオド終了。
第2ピリオド12分流れを掴んできた日本。第1ピリオドと似た流れで照喜名選手のパスを山内選手が受け左足でシュート。山内選手のこの大会初得点で日本が逆転する。
14分にはビー・マルティンス選手のシュートを照喜名選手が飛び出してブロック。第2ピリオド、日本は追加点を取れないものの、1点のリードを守りきり第2ピリオド終了。
第3ピリオドしばらくは拮抗した時間が続く。27分には照喜名選手のスローを赤熊選手が胸でトラップしそのままオーバーヘッドキック。ゴール枠を捉えるもまたもアンドラーデ選手に止められる。そして28分、ビー・マルティンス選手がディフェンスをドリブルで剥がしシュート。これを決められ同点とされる。
疲労の見える両チーム選手。日本もゴール前までいくもなかなか得点というかたちにはもっていけない。そんな中30分にはまたもビー・マルティンス選手いフリーでシュートを打たせてしまい、逆転差される。
逆転されてから5分間、ゴールを脅かすシーンを何度か作るも得点は動かず。残り時間1分で山内選手がロングシュートを狙うが、アンドラーデ選手が好セーブでコーナーに逃げる。右コーナーからの田畑選手のボールは茂怜羅選手に。しかしシュートは相手のワンタッチでもう一度コーナーキック。残り時間49秒、2度目のコーナーキックは赤熊選手の前に落ち、これを右足で叩き込んだ。残り時間47秒の同点弾。またも赤熊選手が日本のピンチを救った。
残り時間7秒にペナルティエリアで奥山選手が倒されたように見えるもこれはノーファールで延長線へ。
3分間の延長戦、両チームともリスクを背負いながら攻めるも得点は動かずPK戦にもつれ込んだ。
PK戦になると叩きつけるような雨が振り出した。
先行は日本。1番手はキャプテンの茂怜羅選手。シュートが得意な茂怜羅選手だがこのシュートは大きく上に外れ本人も頭を抱える。2番手の山内選手は成功するも、3番手ベテランの田畑選手のシュートは右上に外れてしまう。決勝まであと1歩というところで日本の準決勝敗退が決まった。
尚、日本は3位の座をかけてロシア代表と対戦。試合は1日4時15分(現地時間)から。
写真=JFA
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