ビーチサッカーワールドカップ 日本はパラグアイに終了間際の劇的勝利

11月21日、FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019が開幕。
日本は開催国のパラグアイと初戦を戦った。

スターティングメンバーは宜野座寛也、赤熊卓弥、松尾那緒弥、大場崇晃、茂怜羅オズの5人。アジア予選などでもずっと先発を務めてきたベテランゴールキーパーの照喜名辰吾選手に変わり、インターコンチネンタルカップでも好調だった宜野座寛也が先発に選ばれた。

第1ピリオドは両チームとも積極的に攻める展開ではあったが枠内シュートは少なく、得点は動かず0対0で終了。

そして第2ピリオド。開始早々、奥山正憲選手のオーバーヘッドで日本が先制。左サイドの角度の無いところからニアポスト側ぎりぎりの際どいコースに叩き込んだ。

その3分後、先ほどとほぼ同じ位置から茂怜羅オズ選手がアウトサイドターンで相手を振り切りシュート。追加点を決める。

しかし第2ピリオドはファールを与えてしまうシーンが増え、フリーキックを何度か与えてしまう。そして21分、カルロス・カルバージョのオーバーヘッドキックは茂怜羅選手にあたりコースが変わりゴール左下へ。宜野座選手も反応するがわずかにとどかず1点を返される。

23分には茂怜羅選手のフライパスを赤熊選手がバックヘッドで上手くそらして追加点。3対1とする。
第2ピリオド残り5秒にはペナルティエリア外付近でフリーキックを与えてしまうが、宜野座寛也選手が好セーブ。指先で触りコースを変えゴールを守った。

第3ピリオド。26分に自陣ゴール手前で茂怜羅選手がファールをもらいフリーキック。距離約36mから無回転性のボールをゴール右隅に突き刺す。このスーパーゴールで4対1と点差を3点に広げる。

しかし、その後パラグアイの反撃が始まる。27分、ペドロ・モランにフリーキックで1点を返されると、31分と33分にも追加点を決められ4対4の同点に。わずか7分の間に3点を取られる日本。

今大会、延長では勝点2点、PK戦では勝点1点となってしまうため、できる限り3ピリオドのうちに勝負をつけたほうが決勝トーナメント進出の可能性は上がる。

3点リードから同点にされた日本は、なんとか時間な内で勝ち切りたいが厳しいジャッジにファールを取られ、なかなか流れを掴めない。そして終了間際、茂怜羅選手の蹴ったコーナーキックを赤熊選手がヘディングで押し込み5点目。残り時間わずか0.5秒というぎりぎりの時間での決勝弾で、日本が初戦を白星でスタートした。

第2戦はアメリカ代表。現地時間の23日17時50分キックオフ予定。
決勝トーナメントには上位2チームまでが進出可能。

GROUP AMPWW+WPLGLGA+/-FPPPTS
スイス11000862-1.03
日本11000541-2.03
パラグアイ1000145-1-2.00
アメリカ1000168-2-1.00

写真=JFA

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