【吉田恭平のスタンドプレイ 第9回】イタリアトライアウト-ミラノ編その2
ミラノビーチサッカーチーム(以下はミラノBS) トライアウト1日目
ビーチリゾート地・ヴィアレッジョから所変わって大都市ミラノへ。
トライアウト1日目の朝、ミラノ市内のホテル。
目を覚まし窓の外を見ると、昨日まで滞在していた、のんびりとしたヴィアレッジョとは打って変わって、早朝にも関わらず多くの人達が行き交っている。
今日のトレーニングは夕方から。 ホテルで朝食を取り、その後は街を散策した。 その後ホテルに戻り、ゆっくりしていると、監督とミラノBSのチームメイトイタリア人選手が、監督のクルマでやってきた。 このチームメイトとは初対面。
「キョウヘイ、一緒にランチを食べに行こう」と監督に誘われた。 断る理由はないので「いいですよ」と答えると 「じゃあ行こうか」と一緒にいたチームメイトが歩き出す。しかし何故か一人クルマに乗り込む監督。
「あれ?なんでクルマ乗るの?ランチ行くんでしょ?」と聞くと、「お前達2人で行け。俺は行かないから」。思わず「いやお前来ないんかい!!」 日本語が口から飛び出だした。だが、走り去るアウディ。 残された2人。
そんなこんなで初対面のイタリア人と、イタリア語を話せない日本人の2人が、 イタリアミラノでランチを食べに行くという、おかしな事になった。
イタリア語もそんなに流暢に話せないからな…さすがに2人で沈黙はキツい、と思っていたら、そのイタリア人が陽気で明る過ぎる奴で!グイグイきて完全に押し込まれて後手に回った! でも、なんだかんだ楽しいランチタイムとなった。
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